砂漠は生きている 第2話 そこは 文明の十字路だった

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ニジェールの塩田ビルマからアガデスの町までのルート、そこはかつてサハラ交易の舞台だった。平均で一隊1,000頭、多い時は10,000頭ものラクダがベルベル人の先導でサハラを縦断。アラビア半島から持ち込まれたヒトコブラクダは、砂漠の歴史を変える存在だった。こんな過酷な環境で生き抜けるのは、ラクダしかなかったのだ。とはいえ、およそ900万立方キロメートルもある砂漠にオアシスは、わずか3立方キロメートル。ビルマ~アガデス間の塩の交易は2週間もの長い旅には困難と餓えがつきまとい、多くのラクダが死んでいく。日中の気温が55℃にも達する砂漠の表面には微生物が生息できないため、その死骸はただ風が運ぶ砂に浸食されて朽ち果ていくのだった。砂漠の民トゥアレグは言う─「砂漠では塩が命だ」。古代、1キロの塩が1キロの金と取り引きされていた。そして、西アフリカには金があふれる伝説の都があった。その都がトゥンブクトゥだ。また地中海世界からは、あらゆる文物がサハラを越えた。地中海からアトラス山脈に向かうと、そこは古代ローマの緑豊かな穀倉地。そしてその先、4,000m級の山並みを越えるとそこがサハラだ。ここで人類は、狩猟・採集の生活から、牧畜や農耕へと一大飛躍をとげたと言う。サハラ─そこは、人々が行き交った文明の十字路だった。番組では刻々と変化し続ける砂漠を取り上げ、赤道から南北に緯度20~30度に集中する砂漠地帯がなぜ出現したのか、そして砂漠周辺で誕生した文明と砂漠との関わりを、サハラ砂漠を中心に見つめる。

ナレーション:高橋和也

砂漠は生きている 第2話 そこは 文明の十字路だったのユーザーレビュー

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